あおラジ情報局: １１月２２日、２９日（木）２１：００～「喫茶あおらじ」

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インターネットラジオ番組です♪

毎週木曜日放送の新番組！

「喫茶あおらじ」

青森の素敵な人が集まる場所「喫茶あおらじ」

そこでは楽しい会話が飛び交っています。

ゲストさんと喫茶あおラジスタッフとのトーク番組「喫茶あおらじ」

あなたも珈琲と一緒にゆったりと聴いてみませんか？

毎週木曜２１：００～放送。

今回の放送は　11月22日（木）
再放送は11月29日（木）

ゲストは

「青森公立大学国際芸術センター青森」

学芸員:服部浩之さん

↑収録中の服部さん

今夜「喫茶あおらじ」にお迎えしたのは、「青森公立大学国際芸術センター=以下ACAC」の学芸員、服部浩之(はっとり・ひろゆき)さんです。

お迎えしたというのは言葉のアヤ。

今回は、ACAC(Aomori Contemporary Art Center) にお邪魔をしてお話を伺いました。

八甲田の山すそ、雲谷ヒルズの手前、青森公立大学に隣接するにACACを訪れたのは11月中旬のこと。まだ紅葉が楽しめる季節でした。

施設の周りはとても自然に恵まれています。恐らく四季折々の風情も共に鑑賞できる環境だと感じました。

雪が深くなる冬はともかく、春から雪が積もるまでは、絶好のデート・スポットにもなりそうです。

さて、服部さんの第一印象は「自由人」。

人間は見てくれで判断できるものではありませんが、一見して生き方や考えに”自由”が感じられる雰囲気をかもし出しておられました。

お生まれは愛知県、大学は早稲田の理工。スペインで専門の建築を学ばれた後に帰国して、最初に勤務なさったのは山口県の美術館で、34歳の現在はACACで腕を奮われておられるのだから、インタビュアーとしてはACACと同じかそれ以上に興味を惹かれるのも当然のことでしょう。

しかし、今回はACACにポイントを絞ってのインタビューです。

正直に言って、”シュール”で”非日常”が過ぎるためイマイチ青森市民に親しまれていないような気がした同施設。今回初めて知ったのは、ここが出来た当初のポリシーというか、考え方でした。

通常「美術館」を立ち上げるには、展示するための絵画等の作品を購入しなければなりません。多額の費用が必要ですよね。

しかし、ACACは展示物を購入するのではなく、芸術家を招いて制作をしてもらい、そこで出来上がった作品と製作過程をアートとして観てもらおうと考えたのですね。

それはそれで、見識があるではありませんか。ややもすると「抽象的でよく分からない」と評価されがちなACACの展示物も、「ああそういうことだったのか・・・」と、今回のインタビューを通じて腑に落ちたのでした。

それであれば、もっとわれわれ市民と国内外から選ばれて製作に励むアーティスト達との接点を設けて欲しいという気もしました。

お話を伺って、公立大の学生にはボランティアへの道やアーティストとの交流の道が開かれているのは理解できました。願わくは、いま少し一般市民がアーティストと触れ合える機会を増やして、より多くの市民が気軽にACACを訪れるようになれば・・・と強く感じました。きっと自由人服部さんであれば、知恵を絞ってそんな道筋をつけてくれる気がします。

ひとつ付け加えますと、展示物を見学していると丁寧に作品を説明してもらえます。

折角の市の施設です。「それを楽しんでみなきゃ」という感覚で、まず訪れてみてはいかがでしょう?

施設を出る頃には、“非日常” に新たな魅力を感じて刺激を受ける貴方がいるかも知れませんよ。（筒井）

＊詳しい展示内容については下記のＨＰをご覧ください↓